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【入門編】マーケ担当者じゃなくても知っておきたいマーケティング用語22選

「最近、マーケティング部門に配属されたけれど、同僚が使っている言葉の意味がわからない……」

マーケティングの担当になると、自分の周りで耳馴染みのない専門用語が飛び交うことがよくあります。

その際、使われている用語の意味がわからないと業務に支障がでかねません。

そこで本記事では、マーケティング初心者の方へ向けて、よく使われるマーケティング用語を3つのカテゴリに分類し、22個紹介します。

マーケティング担当ではなくても知っておきたい基本的な用語ばかりですので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次[非表示]

  1. 1.まず知っておくべき基本的なマーケティング用語6選
    1. 1.1.1.ペルソナ
    2. 1.2.2.リード
    3. 1.3.3.ナーチャリング
    4. 1.4.4.インサイドセールス
    5. 1.5.5.フィールドセールス
    6. 1.6.6.CTA
  2. 2.「手法・ツール」に関するマーケティング用語7選
    1. 2.1.1.SEO
    2. 2.2.2.ウェビナー
    3. 2.3.3.Web広告
    4. 2.4.4.LP
    5. 2.5.5.EFO
    6. 2.6.6.MA
    7. 2.7.7.CRM
  3. 3.「指標」に関するマーケティング用語9選
    1. 3.1.1.KPI
    2. 3.2.2.KGI
    3. 3.3.3.PV
    4. 3.4.4.CV
    5. 3.5.5.CTR
    6. 3.6.6.CPA
    7. 3.7.7.CPC
    8. 3.8.8.ROAS
    9. 3.9.9.LTV
  4. 4.マーケティング用語を正しく理解してビジネスに活かそう


まず知っておくべき基本的なマーケティング用語6選

まずは、マーケティングの実務をする上で非常によく出てくる、以下6つの用語を紹介します。


  1. ペルソナ
  2. リード
  3. ナーチャリング
  4. インサイドセールス
  5. フィールドセールス
  6. CTA


それぞれの用語について、詳しく見ていきましょう。

1.ペルソナ

ペルソナとは、自社の商品・サービスの典型的なユーザー像のことです。設定する際は、以下のような項目まで細かく決めます。


  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 職種
  • 家族構成 など


ターゲットが「実在する集団」を設定するのに対し、ペルソナで設定する対象は「個人」で、実在しない架空のユーザー像でも構いません。

また、ペルソナは個人の特性を明確にするために、上記で挙げた例のように細かく設定をすることが特徴です。

細かく設定することで、具体的な人物像をイメージしながらマーケティング戦略を立てられるようになります。

2.リード

リードとは、将来的に自社の商品・サービスを購入してくれる可能性のある「見込み顧客」のことを指します。

特にBtoBビジネスでは、まずリードを獲得することを目指し、そこから営業をかけるなどして売上につなげることが多いです。

ちなみに、リードを獲得することを「リードジェネレーション」とも言います。

3.ナーチャリング

ナーチャリングとは、獲得したリードの購買意欲を掻き立てることです。

ナーチャリングには「育成」という意味があり、見込み顧客が商談・成約に至るまで段階的にアプローチを仕掛けていく行為を指します。

メールマガジンやセミナーなどを通じて情報提供をしながら、自社の商品・サービスをアピールして、十分に購買意欲が向上した段階で商談に入ることで成約率が上がります。

4.インサイドセールス

インサイドセールスは内勤型営業とも呼ばれ、電話・メール・チャット・オンラインミーティングなどを活用した「非対面」の営業活動を指します。

先方と直接会わないため、コロナ禍以降はインサイドセールスが行われる機会が急激に増えました。

このインサイドセールスについては、下記の記事でも詳しくお伝えしています。

インサイドセールスの定義・デジタル活用とriclinkでの事例をご紹介

5.フィールドセールス

非対面のインサイドセールスに対して、営業訪問など「対面型」の営業活動のことをフィールドセールスと呼びます。

コロナ禍以前は営業活動の中心でしたが、近年はインサイドセールスと併用されることが多くなりました。

またコロナ禍以降は、Zoomなどを使ったオンライン商談も、フィールドセールスに位置付けられてきている印象を受けます。

6.CTA

CTAは「Call to Action」の略で、Webサイトを訪れた方に何らかの行動を起こしてもらうための誘導のことです。

とりわけWebマーケティングにおいては、

  • ほかの記事へのテキストリンク
  • 問い合わせページへ誘導するボタン
  • お役立ち資料を紹介するバナー

などがCTAに該当します。

当サイトでも、マーケティング・セールスに役立つ資料を、これまで数多くの読者へ無料で提供してきました。

下記のバナーからダウンロードできる「受注につながるコンテンツを作るための逆算思考」も、人気のあるお役立ち資料の一つです。

CTAは成果に直接関係する部分のため、「ボタンとテキストのどちらを選ぶのか」や「どのようなデザインのバナーにするのか」などは慎重に検討すべきです。

「手法・ツール」に関するマーケティング用語7選

続いて、マーケティングの手法やツールに関する、以下7つの用語を紹介します。


  1. SEO
  2. ウェビナー
  3. Web広告
  4. LP
  5. EFO
  6. MA
  7. CRM


気になった用語から、ぜひチェックしてみてください。

1.SEO

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。

サイトの改修や記事の制作などをしながら、狙った検索キーワードで自社のページを検索結果の上位に表示させることを目指します。

​​Web上で行う集客施策の1つで、成果が出るまでに時間はかかりますが、長期的に取り組むことで安定した集客効果が見込めることが特徴です。

下記の記事では、同じく検索エンジンを使って集客を狙う「リスティング広告」と「SEO」を比較していますので、興味のある方はご覧ください。

リスティング広告とSEO、結局どっち?集客を最大化させる戦略とは

2.ウェビナー

ウェビナーは、オンライン上で開催されるWEBセミナーの略称です。

従来は会場を用意して人を集めて行う対面型のセミナーがほとんどでしたが、コロナ禍以降はウェビナーの数が爆発的に増えました。

参加者はオフィスや自宅に居ながら気軽に視聴できることから、対面のセミナーよりも多くの方の参加を見込めます。

なお、ウェビナー開催後にマーケティング担当から営業担当へ顧客の情報を共有する際は、下記の3つのことを意識することで商談につなげやすくなります。


  1. ホットリードに絞ってから共有する
  2. ウェビナーの内容を共有する
  3. 顧客に送付する資料を営業に共有する


この詳細については、下記の記事をご確認ください。

ウェビナーの成果を最大化するためにマーケ担当者がすべき3つのこと

3.Web広告

Web広告とはその名のとおり、インターネット上の広告のことを指し、以下のような種類があります。


種類
特徴
リスティング広告
・Googleなどの検索結果ページの上部に表示される広告のこと
・キーワードと紐付けて表示させられるため、自社の商品・サービスに興味を持ってもらえそうなユーザーに絞ってアプローチできる
ディスプレイ広告
・Webサイトやアプリ上に表示される広告のこと
・ターゲットの目に触れやすい媒体を選ぶことで、大きな効果を発揮する
SNS広告
・Twitter、Instagram、Facebookなどに掲載する広告のこと
・ターゲットとなるユーザーがよく使っているSNSを見極めることが重要
動画広告
・YouTubeやTikTokなどで表示される動画の広告のこと
・テキストや画像に比べて伝えられる情報量が多いため、ユーザーに大きなインパクトを与えられる


Web広告は比較的少額で出稿できるものもあるため、新規事業などのテストマーケティングに活用することがおすすめです。詳しくは、下記の記事をご確認ください。

テストマーケティングにはWeb広告を活用しよう!4つのメリットと実施手順を紹介

4.LP

LP(Landing Page、ランディングページ)は、検索エンジンや広告などを通じて、ユーザーが最初にアクセスするページのことです。

ただし、狭義の意味で「商品を売るためのキャッチコピーや画像、動画などを1ページに詰め込んだ縦長のページ」を指すこともあります。

同じように自社の商品を紹介するものとして「サービスサイト」がありますが、サービスサイトは集客を目的とする一方で、LPは商品購入や問い合わせ・資料請求などを狙います。

5.EFO

EFOは「Entry Form Optimization」の略で、「入力フォームの最適化」という意味です。

具体的な施策としては、フォームの入力すべき項目を減らしたり、入力ミスのエラーメッセージが表示されるようにしたりして、ユーザーの途中離脱を防止します。

問い合わせページなどの入力フォームは成果に直結することから、EFOは売上に大きく貢献する施策だと言えます。

6.MA

MA(Marketing Automation、マーケティングオートメーション)は、マーケティング施策を自動化するツールのことです。

このツールを活用することで、「リードの管理」や「メールでのナーチャリング」、「施策を実施した結果の分析」などが行えます。

MAについては、下記の記事で詳しくお伝えしているので、興味のある方は併せてご覧ください。

今更聞けないMAとは?主な機能やメリット、成果を出すためのポイントを紹介!

7.CRM

CRMは「Customer Relationship Management」の略で、自社の商品・サービスを購入した顧客を管理するためのツールです。

「売ったら終わり」ではなく、CRMを使ってその後もユーザーとの関わりを深めることで、定期購入や別の商品の購入につなげることを目指します。

なお、前述したMAとの違いは「そのツールが主にどのプロセスで使用されるか」で考えるとわかりやすいです。

具体的に、MAは見込み顧客(リード)を発掘・育成するプロセスで主に使われるのに対し、CRMは顧客化したあとのアフターフォローのプロセスで主に使用されます。

「指標」に関するマーケティング用語9選

最後に、マーケティングに取り組む上での目標として設定される「指標」に関する、以下9つの用語を紹介します。


  1. KPI
  2. KGI
  3. PV
  4. CV
  5. CTR
  6. CPA
  7. CPC
  8. ROAS
  9. LTV


アルファベットばかりでとっつきにくいかもしれませんが、なるべくわかりやすくお伝えしますので順番に見ていきましょう。

1.KPI

KPIは「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。「最終的なゴールを達成するまでのプロセスの進捗度合い」を計測するための指標のことです。

例えばSEO施策に取り組む際は、後述のPVやCVなどがKPIとしてよく用いられます。

2.KGI

KGIは「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」という意味です。企業が目指すゴールのことを指し、売上や利益率などが設定されます。

前述のKPIは、KGIを達成するための中間指標のことで、いずれもマーケティング施策の成果を測るうえで重要な指標です。

3.PV

PV(Pageview、ページビュー)は、Webページが開かれた回数のことです。同一ユーザーが同じページを何回も開いた場合は、そのたびに計上します。

これに対して、UU(Unique User、ユニークユーザー)という指標は、同じユーザーが何回同じページを開いたとしても「1」と計測します。

4.CV

CV(conversion、コンバージョン)は、Webサイトを運用するなかで狙う「成果」のことです。具体的には、下記のようなものがCVとして設定されます。


  1. 商品の購入
  2. 問い合わせ
  3. 資料のダウンロード など


また、サイトへの流入数に対するCVの割合のことを、CVR(Conversion Rate、コンバージョン率)と呼びますので、併せて覚えておくと良いでしょう。

5.CTR

CTRは「Click Through Rate」の略です。日本語では「クリック率」といい、下記の計算式で算出されます。


CTR=クリック数÷表示された回数(インプレッション数)×100


検索結果ページから自社のサイトがクリックされた割合を見たり、ページ内のリンクや出稿している広告がどれほどクリックされているのかチェックしたりするために用いられます。

6.CPA

CPAは「Cost Per Action」の略で、「顧客獲得単価」を意味します。

算出するための計算式は、以下のとおりです。


CPA=かかったコスト÷CV数


CPAは低いほど望ましく、「広告とSEOでは、どちらの施策のほうがパフォーマンスが高いか」などを検証する際に用いられます。

7.CPC

CPC(Cost Per Click)は「クリック単価」とも呼ばれ、クリック1回あたりにかかった広告費用のことを指す指標です。

以下の計算式で求められます。


CPC=広告にかかったコスト÷クリック数


出稿した広告のコストパフォーマンスを確認するために用いられ、数値が少ないほうが望ましいです。

8.ROAS

ROASは「Return On Advertising Spend」の略で、広告の費用対効果を指します。計算式は、以下のとおりです。


ROAS=広告からの売上÷広告にかかったコスト×100


ROASを算出することで、出稿した広告の売上への貢献度が計測できます。

9.LTV

LTV(Life Time Value、ライフタイムバリュー)は、「顧客生涯価値」という意味です。1人の顧客が生涯のうちに自社にもたらした利益の額を指し、下記の計算式で算出できます。


LTV=購入単価×利益率×1年間の売上個数×継続年数


例えば、それぞれの数値が下記の場合、LTVは「1,000×50%×10×5=25,000円」です。


購入単価:1,000円
利益率:50%
1年間の売上個数:10個
継続年数:5年


購入単価・利益率・1年間の売上個数・継続年数のうち、どの数値を伸ばすか検討するなかで、企業としての戦略が定まります。

マーケティング用語を正しく理解してビジネスに活かそう

今回は、マーケティングに取り組む際によく登場する用語の意味をお伝えしました。

ここで取り上げた用語はどれも重要ですので、意味を失念してしまったら繰り返し本記事でご確認いただければ幸いです。

基本的な用語を押さえておくと、同僚とのコミュニケーションがスムーズになって調べ物もしやすくなるため、日々の業務が円滑になるはずです。

なお、「マーケティングで何をすべきかわからない」「ノウハウやリソースが不足している」という場合には、気軽に弊社までご相談ください。

上場企業からスタートアップまで幅広く支援してきた経験を生かし、状況に応じたアドバイスをいたします。

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