簡単6ステップ!インタラクティブ動画の作り方とおすすめツール6選!
動画から、資料・Webサイトなどへの導線を作れる「インタラクティブ動画」。製品のコンセプトやイメージを伝えやすく、成果に繋げやすいことから注目を集めています。
とはいえ
- 「どう作ればいいのかわからない」
- 「どのツールを使えばよいのかわからない」
という場合もあると思います。
そこでこの記事では、インタラクティブ動画の作り方やおすすめツールをご紹介します。インタラクティブ動画を成果につなげる具体的な方法まで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは、映像内にクリックボタンを設置し、視聴者にアクションを促す動画のことです。
通常の動画は閲覧することしかできません。動画内で気になったことは、動画の視聴後に自ら情報を検索・入手しなければならず、成果に繋がりにくいという課題がありました。
一方、インタラクティブ動画であれば、動画の中にPDFのダウンロードボタンを設置したり、サービスサイトへのジャンプボタンを設置したりできます。
その結果、テキストでは伝えられない要素をわかりやすく伝えることが可能です。最近では誰でも気軽にインタラクティブ動画を作れるツールも登場してきており、「成果向上に役立てたい」と活用する企業が増えています。
インタラクティブ動画の作り方6ステップ
通常の動画よりも成果に繋がりやすいインタラクティブ動画ですが、そもそも視聴者から好反応を得られやすい作り方を知らなければ、成果に繋げることはできません。
そこでここからは、成果に繋がりやすいインタラクティブ動画の作り方を下記6ステップに沿って紹介します。
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早速、詳しくみていきましょう。
1.動画を作る目的を設定する
インタラクティブ動画を作る際はまず、動画を作る目的を設定することから始めましょう。
目的から逆算して動画を作成しないと、動画を作ることが目的になりがちです。また、目的が明確でない動画はコンセプトがぶれやすくなるのも懸念点です。視聴途中で離脱される可能性が高く、最悪の場合は企業イメージの悪化にもつながりかねません。
インタラクティブ動画を効果的に活用するためにも、以下のような目的を設定してから動画作成に取り掛かりましょう。
動画を作る目的例 |
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ちなみに、動画作成の目的は、チームメンバーで共有することも重要です。チーム内で認識をあわせることでコンセプトが一貫した動画を作成しやすくなり、成果につながります。
2.ターゲットを設定する
動画を作成する目的を設定した後は、ターゲットの設定に取り掛かりましょう。
なぜならターゲットを設定することで、
- 専門用語を使うか否か
- サービスのどの部分を強調すべきか
- 動画の長さはどれくらいが適正か
といった動画のスタイルを明確にできるからです。
例えば認知拡大のための動画であれば、専門用語を多用せずに初心者でもわかるような簡単な動画にするのが好ましいでしょう。
逆に、すでに自社製品を知っている顧客がターゲットの場合は、専門用語を用いながらもより深くサービスの魅力を訴求するのが理想的といえます。
このように、ターゲットを設定するだけで動画のスタイルを決めやすく、より成果に繋がる動画を作成しやすくなります。
3.動画の流れを作る
動画を作る目的を設定しターゲットを決めたら、次は簡単に動画の流れを考えましょう。
動画を届けたいターゲットの状況や心理を想像しながら「最後まで視聴してもらうにはどのような順序で伝えればいいのか」を考えるのがポイントです。
例えば製品導入を具体的に検討しているターゲットの場合は、以下のような流れで動画を作るといいでしょう。
自社紹介・製品紹介(15秒) ↓ 導入事例の紹介(2分) ↓ 利用イメージの紹介(1分) ↓ 期間限定のキャンペーン情報の紹介(30秒) |
製品導入を検討している顧客がターゲットの場合は、自社紹介・サービス紹介のボリュームを抑え、製品そのものの魅力・ベネフィット部分にウエイトを置いて説明するのが良いと想定できます。
ターゲットによって理想的な動画の流れは異なるため、ぜひ以下のコツを参考にしながら、流れを考えてみてください。
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4.台本を作る
動画の流れが決まったら、台本を作成しましょう。
台本には、以下の項目を記載しておくのがポイントです。
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台本作りは手間がかかりますが、抜かりない準備がターゲットに伝わりやすい動画作成につながります。台本を作成したらチーム内で共有し、最初に設定した動画作成の目的とズレがないか確認するのもポイントです。
5.素材を用意する
台本を作成したら、インタラクティブ動画に必要な素材を用意しましょう。
インタラクティブ動画に必要な主な素材は、以下の通りです。
- 動画そのもの
- 画像
- イラスト
- 表
動画はもちろん、画像や表を使用することで視覚的にわかりやすい動画を作ることができます。編集する前に用意しておけば、よりスムーズにインタラクティブ動画を作成できるでしょう。
特に、動画を撮影する際は以下のコツを参考にしてみてください。
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以下の記事にて詳しく解説しているので、「動画撮影のコツについて詳しく知りたい」という場合はぜひ覗いてみてください。
社内動画制作スタートアップマニュアル「Chapter3 撮影におけるご留意点編」
6.編集する
素材を用意し終わったら、いよいよ編集です。
編集を行う際は「視聴者が求める情報や、視聴者に届けたい情報を正しく・手軽に取得できる」ような動画に仕上げるのがポイントです。
具体的には以下のコツを参考にしてみてください。
→使用するデバイスはスマホなのかPCなのか、音が出せる環境なのかなど
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詳細は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてください。
社内動画制作スタートアップマニュアル「Chapter4 編集におけるご留意点編」
また、動画内にアクションを促す導線を仕掛けるのも忘れてはいけません。一般的な動画編集ソフトではリンクボタンの設置やリンク先への移動ができないため、インタラクティブ動画が作れる専用のツールが必要です。
そこで次では、インタラクティブ動画が作れるツールを紹介していきます。
インタラクティブ動画が作れるツール6選
ここでは、インタラクティブ動画を作れるツールを以下の6つ紹介します。
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早速それぞれ詳しくみていきましょう。
riclinkは、インタラクティブ動画作成ツールの中でもBtoBに特化しているのが特徴です。Web制作機能(CMS)が用意されているため、誰でも簡単にWebページを作ることができます。
「営業に使う資料や過去の事例を1つのページにまとめたいけど、そのためにエンジニアに依頼するのは面倒……」といった場合でも、簡単に情報をまとめられます。
また、PDFやWord、Excelファイル等の資料を動画自体にアップロードできたり、SlackやChatworkと通知連携できるのもメリットです。
動画作成支援も行っているため、動画作成自体が難しい場合でもサポート可能です。ビジネスシーンで気軽にインタラクティブ動画を提供するなら、riclinkをチェックしてみてください。
TIG
TIGは動画のストーリー性の分断を避けられるのが特徴のツールです。映像を極力汚さないデザインによって、心地良いユーザー体験を提供できます。
また、トラッキングシステムを自社開発しており、高精度で動画にタグ付けできるのも魅力。「THE NORTH FACE」をはじめ、さまざまな企業が利用しています。
SaaSモデル、Enterpriseモデルの2種類が用意されており、利用用途に応じて最適なモデルを選択できるのもメリットです。
YouTube
YouTubeでもインタラクティブ動画を作成できます。YouTubeは無料でインタラクティブ動画を作成できるため、手軽に利用できるのがメリットです。
具体的には、
- 別動画への誘導
- Webサイトへの誘導
- アンケートの実施
などが可能ですが、有償のツールと比較すると機能面で劣るのは否めません。ビジネスに本格的に使用したい場合には機能不足に感じるかもしれませんが、インタラクティブ動画作成の練習や、テスト動画の作成程度であれば十分です。
WIREMAX
WIREMAXは、海外のインタラクティブ動画作成ツールです。
全世界30,000人のユーザーにインタラクティブ動画を提供しており、750のブランド・放送局・代理店にも利用されています。
日本語表記ができないものの、国産のツールとは異なるデザインの動画を作成できるのがメリット。他のインタラクティブ動画との差別化をはかりたい方にフィットしやすいツールです。
Eko Studio
Eko Studioも、WIREMAX同様に海外産のインタラクティブ動画作成ツールです。
日本語表記が不可ですが、動画の作成から公開まで無料で行えるため「試しにインタラクティブ動画を作ってみたい」という方におすすめです。全て英語表記されていますが、ストーリー分岐をはじめユニークな仕掛けを設置できます。
DoGa
DoGaは国産のインタラクティブ動画作成ツールです。ブラウザ上で動画作成が可能なので、手軽に使用できるのが魅力。
ストーリーの分岐や、ポップアップ表示、登録フォームへの誘導など、さまざまな導線を仕掛けることができます。
なかでも、動画内で正しいキーワードを入力しないと進めない仕掛けが特徴的です。クイズのような形で動画内で特定のキーワードを入力してもらうことで、視聴者の参加意識を高めるのに役立ちます。
インタラクティブ動画は作って終わりではない
ここまで、インタラクティブ動画の作り方やツールを紹介してきました。
しかし、インタラクティブ動画は作って終わりではありません。動画提供後に、ブランドの認知向上や売上など成果に結びつけられなければ意味がありません。
動画を成果に結びつけるには、動画視聴後の視聴者の行動を把握することが重要です。
例えば、動画視聴後にコンテンツタップ数やリンク先推移数が伸びていれば、視聴者が今まさに製品に興味を示していることが想定できます。
そのタイミングで、直接訪問したり電話をしたりとアプローチをすれば、機会損失を避けられるかもしれません。
そのため、インタラクティブ動画を作成する際は、視聴者の行動ログが取れるツールを使用するのが理想的です。
具体的には
- 視聴時間
- 動画完遂率
- コンテンツタップ数/率
- リンク先推移数/率
などを確認できるツールを使用できれば、より成果につなげやすくなります。
「インタラクティブ動画作成ツール6選」で紹介したriclinkであれば、上記の項目が確認できるため、最適なタイミングで視聴者にアプローチができます。
インタラクティブ動画でビジネスチャンスを広げよう!
インタラクティブ動画は通常の動画よりも成果に繋がりやすいことから、活用する企業が増えてきています。
しかし、正しい手順を踏んで作成しなければ、成果に繋がらないどころか製品のイメージダウンに繋がりかねないため注意が必要です。
この記事で紹介した
- 動画を作る目的を設定する
- ターゲットを設定する
- 動画の流れを作る
- 台本を作る
- 素材を用意する
- 編集する
この手順にのっとって動画を作成し、成果につながるインタラクティブ動画を提供しましょう。
また、インタラクティブ動画を成果向上に活用したい場合には、インタラクティブ動画作成ツール「riclink」がおすすめです。
riclinkは唯一BtoBに特化したインタラクティブ動画作成ツールであり、動画作成経験がない方でも簡単にコンテンツを作成できます。
視聴者の行動が数字で可視化されるため、視聴後の興味度合いの変容を捉えるのに役立つのもメリットです。
- 「インタラクティブ動画でビジネスチャンスを広げたい」
- 「顧客の興味関心をデータで客観的に把握したい」
- 「気軽かつ効果的に製品イメージを共有できるツールを探している」
上記に当てはまる場合は、ぜひriclinkをチェックしてみてください。