成功パターンに学ぶ!成果を出すSEO記事の作り方_①初期調査・構築編

オンラインで集客するために、多くの企業が取り組んでいる施策が「SEO」です。

しかし、実際に施策に取り組んでいるうちに「SEO記事の完成」自体が目的となってしまい、本来の目的だった「認知拡大」や「リード獲得」などにつながっていないケースも散見されます。

弊社シーズ・リンクは、これまで多くの企業のSEO施策を支援してきたなかで、SEO記事作成の「成功パターン」が見えてきました。

今回は、弊社が培ってきた経験・ノウハウをもとに「成果を出すSEO記事の作り方」をシリーズ化してお届けします。

本記事は、その第1弾の「初期調査・構築編」です。

成果を出すSEO記事を作りたいと感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。


目次[非表示]

  1. 1.SEO記事を3つのフェーズに分けて制作
  2. 2.【初期調査・構築編】実施する4つのこと
    1. 2.1.①キックオフ・ヒアリングミーティング
    2. 2.2.②競合調査
      1. 2.2.1.ステップ1. 定量調査
      2. 2.2.2.ステップ2. 定性調査
    3. 2.3.③方針設計
      1. 2.3.1.ステップ1. 施策立案
      2. 2.3.2.ステップ2. 施策優先度の設定
    4. 2.4.④報告ミーティング
  3. 3.SEO記事は「競合調査」「方針設計」の精度の高さが鍵を握る


SEO記事を3つのフェーズに分けて制作


一口に「SEO施策」といっても、実は「記事を書くこと」だけがすべてではありません。

成果につなげるためには、記事制作を下記の3つのフェーズに分けて、じっくりと進めていくべきです。


【SEO記事制作の3つのフェーズ】

  1. 初期調査・構築
  2. 記事制作
  3. 分析・リライト


今回は、第1フェーズの「初期調査・構築」について、実施すべきことの具体的な内容をお伝えします。

【初期調査・構築編】実施する4つのこと


第1フェーズの「初期調査・構築」では、下記の4つを実施します。


  1. キックオフ・ヒアリングミーティング
  2. 競合調査
  3. 方針設計
  4. 報告ミーティング


それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①キックオフ・ヒアリングミーティング

まずは、SEO施策に関わる関係者を集めて、キックオフ・ヒアリングミーティングを開きます。

記事制作を弊社のような支援会社に外注する場合は、発注元企業(自社)と支援会社(外注先)の両者を集めてミーティングを開催しましょう。

キックオフ・ヒアリングミーティングで実施する項目は、下表のとおりです。


実施項目

実施する目的の例

自己紹介

・それぞれのスタッフの役割を確認する

Webマーケティング全体像の確認

・Webマーケティング施策全体のなかで、SEO施策はどの立ち位置なのか認識を合わせる
・ほかの施策で使っているコンテンツのなかで、SEOに活かせるものがないか確認する

売りたい商材の確認

・自社サービスが複数ある場合、どのサービスを記事で訴求するかの優先度をつける

ターゲットの確認

・記事のなかで専門用語はどこまで使うべきか、想定読者はPC・スマートフォンどちらが多いかなどの確認をする
・「求めていない見込み顧客」を獲得してしまうキーワードを選ばないようにする

競合企業の確認

・競合調査の対象となる企業を洗い出す

保有するコンテンツの確認

・SEO記事で使える、既存のコンテンツの有無を確認する
・新規で記事を作る必要性を確認する

記事制作の目標の確認

・KPI(中間目標)とKGI(最終目標)を確認する
・必要な記事数を確認する

スケジュール感の確認

・目標を達成するために必要な期間を確認する
・現在のリソースで、目標達成までに要する時間の確認をする


キックオフ・ヒアリングミーティングの開催は、関係者がお互いの顔を見ることで一体感が生まれ、共通認識を持てるようになることもメリットです。

なお、SEO記事の制作を支援会社に依頼せず、社内のみで行う場合は、上記の内容を自社の担当者間で確認してみてください。

②競合調査

キックオフ・ヒアリングミーティングを開いたら、次にすべきことは「競合調査」です。

ここでは、「発注元企業へのヒアリングなどに基づいた競合企業」や「コンペで出てくる競合企業」などを中心に4〜5社ピックアップし、競合メディアを細かく調査・分析します。

この競合調査を行うことで、競合より優位性が高いSEO施策を考えやすくなるという効果があります。

具体的な調査の進め方としては、下記の2ステップで実施するのがおすすめです。


  1. 定量調査
  2. 定性調査

ステップ1. 定量調査

定量調査とは、「数値で表されるデータ」の調査・分析のことです。

SEO施策を対象とする場合は、競合サイトの下記のようなデータに注目します。

※ここで紹介する項目はあくまで一例です

項目

概要

調査方法

ドメインランク

・Googleがそのサイトのドメインを評価する点数
・いわば「サイト自体のSEOの戦闘力」

・「Ahrefs」や「Ubersuggest」などを用いて調査する

ページスピード

・ページを開くまでにかかる時間の速さのこと
・検索順位に影響を与える要因の一つ

・「PageSpeed Insights」などを用いて調査する


これらの数値を競合と自社のサイトで比較し、「各項目の改善の必要性」や「注力すべき施策」などを検討します。

ステップ2. 定性調査

定性調査とは、「数値化できない情報」を調査・分析することです。

SEOにおいては、下記のような項目に着目します。

※ここで紹介する項目はあくまで一例です

項目

概要

記事カテゴリ・キーワードの確認

・競合メディアの記事の内容を調査することで、自社メディアで狙うべきカテゴリ・キーワードを判断する

ページの品質の確認

・競合が制作したコンテンツの品質を知ることで、自社のページに求められる品質のレベルを判断する
・具体的には、「検索行動を終わらせるコンテンツになっているか」「図解や表などを用いて理解しやすいコンテンツになっているか」といった観点でチェックする


この定性調査を通じて、「競合より優位性が高い施策」や「自社も必ず実施すべき施策」などを洗い出します。

ここまで紹介した「定量調査」と「定性調査」の両方が完了したら、チームで情報を共有するためにも調査結果を資料にまとめましょう。

③方針設計

競合調査が終わったら、その結果をもとに「実施すべきSEO施策」「狙うべきキーワード」および「それらの優先度」を決めます。

この方針設計は、下記の2ステップで進めるのがおすすめです。


  1. 施策立案
  2. 施策優先度の設定


それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

ステップ1. 施策立案

まずは、「競合調査」でまとめた資料をもとに、自社で実施すべき施策を洗い出します。

ここでは「他社の情報」だけではなく、「自社サイトの現状」も勘案すると良いです。

自社と競合の差分を明確にすることで、施策の緊急度・重要度も測りやすくなります。

具体的な施策の例は、下記のとおりです。

※ここで紹介する施策はあくまで一例です

施策名

概要

具体的な取り組み例

ドメインランク施策

・「サイト自体のSEOの戦闘力」を高めるための施策

・共催セミナーを開催したら相互リンクする
・画像検索をして自社の画像を引用しているサイトがあれば「リンクを貼ってください」と交渉する

ページスピード施策

・ページを開くまでにかかる時間を速めるための施策

・不要なタグを削除する
・画像サイズを圧縮する

ステップ2. 施策優先度の設定

続いて、ステップ1で洗い出した「自社で実施すべき施策」の優先度を設定します。

下記のような表にまとめることで、施策ごとの優先度がわかりやすくなるだけではなく、担当者間で共通認識を持ちやすくなります。


施策

内容

優先度

キーワード・コンテンツ

・「●●●」のカテゴリでブログ運営を実施
・「〇〇〇」を中心に、かけ合わせキーワードで1記事ずつ網羅的に作成

★★★★

サイト

・ファーストビューに「CTA」を挿入
・導入事例をサイト上に設置

★★★★

ドメインランク

・共催セミナーを開催したら相互リンクする
・導入事例のインタビューを受けたらリンクをもらう

★★


④報告ミーティング

方針の設計ができたら、再び関係者で集まって報告ミーティングを実施します。

このミーティングの目的は、競合調査・方針設計の内容を共有・確認することです。

ミーティングの場で挙がった意見は、今後の施策に取り入れて、ブラッシュアップをします。

SEO記事は「競合調査」「方針設計」の精度の高さが鍵を握る

SEO記事で成果を出すには、執筆する前の「競合調査」と「方針設計」の精度の高さが鍵を握ります。

しかし、これらは真剣に取り組むとなると時間がかかるうえに、SEOに関する専門的な知見も欠かせません。

また、精度の高い調査を実施するには、有料ツールを導入することも検討すべきです。

弊社シーズ・リンクでは、SEO記事の制作に関する無料相談を受け付けていますので、施策の進め方に迷ってしまったら、下記からお気軽にお問い合わせください。

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