こんな発注先は嫌われる!?制作依頼で成功するための4つのポイント
「コンテンツ制作を外注したが、思うような成果物が納品されない」
このようなお悩みを抱える企業のなかには、実は自分たちが原因を作ってしまっているケースがあります。
そこで本記事では、「発注がうまくいかない原因」と「外注を成功させるコツ」を紹介します。
コンテンツ制作の外注でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は、普段からコンテンツ制作を受注している制作会社に伺った内容をもとに編集しています。
目次[非表示]
【前知識】実は受注側もパートナーを選んでいる
まず把握しておいていただきたいのは、「受注側もパートナーを選んでいる」ということです。
- 外注先に契約を切られる
- 外注先から受注を断られる
という発想がない方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
制作会社・フリーランスを問わず、優良な外注先ほど多くの依頼が舞い込んできており、嫌な発注元とは早々に契約を切って、より条件の良いクライアントから受注する傾向にあります。
そして、契約を切る際には悪い印象を持たれたくないので、あえて「ここが嫌です」などと言うことなく離れていくケースがほとんどです。
このため、優良な外注先と仕事をし続けるには「相手から嫌われない」ように努めることが大切です。
こんな発注元は嫌われる?具体例を4つ紹介
外注先から嫌われてしまう発注元の特徴として、下記の4つを紹介します。
|
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
例1. 制作期間がタイトなわりに検収に遅れが生じる
1つ目の特徴は、制作期間がタイトなわりに検収に遅れが生じることです。
検収に時間がかかってしまうのは、必ずしも悪いことではありません。
ただ、スケジュールに余裕がないのに検収が遅れてしまうと、受注者は短い時間で修正対応が必要になるなど負担が大きくなります。
このため、検収が遅れる可能性がある場合には早めに受注側に伝えて、スケジュールを再調整するように心がけましょう。
例2. 制作途中で方針が大きく変わる
「ある程度、制作が進んだ後に内容をひっくり返す」
「しかも、そのことに悪びれず、報酬の加算もしない」
このような発注元は、外注先から嫌われてしまいます。
そもそも、制作の途中で方針が大きく変わることは、受注側に肉体的・精神的な負担が重くのしかかります。
どうしても大きな方針転換をする必要がある場合には、十分な説明をした上で、追加の報酬を支払って対応してもらうのがベストです。
また、トラブルを避けるためには、あらかじめ契約書や見積書に「追加作業に関する条項」を明示しておくことも有効ですので、検討してみてください。
例3. 担当者によって意見が異なる
「担当者によって意見が異なる」ことも、嫌われる発注元の特徴です。
社内の意見がバラバラだと、制作者側は何が正しいのかわからなくなり、作業の進行やコンテンツの品質に悪影響を及ぼすおそれがあります。
そういった事態を避けるためにも、事前に社内の担当者間で意見を交換し合い、認識をすり合わせておきましょう。
そのうえで、外注先とのコミュニケーションは「配置したコーディネーター」に一任すると、現場に混乱が生じにくくなります。
例4. 攻撃的・高圧的な言葉を浴びせる
当然のことながら、「コンテンツ制作を依頼する際」や「修正をお願いする際」の言葉づかいが攻撃的・高圧的な発注元は、外注先から嫌われやすくなります。
コンテンツ制作の現場では、どうしても発注側の立場が強くなりがちなので「外注先を立てる」くらいのスタンスをとるのがちょうど良いです。
もちろん、下手に出る必要はまったくありませんので、対等なビジネスパートナーとして接することを心がけましょう。
以上、「外注先に嫌われてしまう発注元の特徴」を4つ紹介しました。
【こんな発注元は嫌われる?4つの特徴】
|
ここからは、以上の特徴に当てはまらないよう注意した上で、成果を出すための「パートナー探し」や「パートナーとの付き合い方」のポイントをお伝えします。
制作依頼で成功するための4つのポイント
コンテンツ制作の外注を成功させるためのポイントは、主に次の4つです。
|
ここでは、それぞれのポイントが重要な理由をお伝えします。
ポイント1. まずはテストで発注してみる
ポイントの1つ目は、まずはテストで発注してみることです。
例えば、ライターへの記事制作の依頼であれば、下記のように伝えてテストライティングを依頼してみてください。
【テストライティングを依頼する際の例】
・まずはお互いに相手との相性を確かめた上で、両者とも支障がなければ契約を継続しましょう |
そのテスト期間で、
- コミュニケーションに違和感はないか
- 仕事の期限は守られるか
などをチェックしてから本発注すると、相性の良いパートナーと長く仕事ができる可能性が高まります。
ポイント2. 明確な目標・スケジュールを設定する
続いてのポイントは、明確な目標・スケジュールを設定することです。
外注先とは、事前にコンテンツの方向性や目標を共有しておくと「思ったような成果物があがってこない」という事態を避けられます。
この情報共有は対面のミーティングでレクチャーし、その模様を録画しておけば研修資料にも使えて便利です。
また、仕事の締切日を設定する際は、余裕のあるスケジュールを組むと、受注側は落ち着いて作業ができるため成果物の品質が高くなりやすいです。
ポイント3. 自社で保有する資料をしっかり渡す
自社で保有する資料をしっかり渡すことも、大事なポイントです。
外注先には、営業資料やホワイトペーパーなど、自社の商品・サービスに関する資料をなるべく多く提供するように心がけましょう。
資料を読んで自社への理解を深めてもらうことで、作成されるコンテンツの質の向上につながります。
加えて、資料を渡す際には「質問、大歓迎です!」という態度をとり、外注先と質疑応答を重ねられると自社への理解度がさらに深まります。
また、無形商材の場合はテストアカウントを発行して、外注先に自社のサービスを実際に触ってもらうことも非常に有効です。
ポイント4. 後工程について共有する
最後のポイントは、後工程について共有することです。
|
外注先が上記のような「ビジネスの全体像」を把握できていると、今後の展開を見据えたコンテンツ制作がしやすくなります。
それによって、CV率やリード獲得後の受注率アップも期待できます。
【補足】そもそも外注すべきタイミングっていつ?
コンテンツ制作を外注するベストタイミングは、「内製に限界を感じたとき」ではなく「比較的リソースに余裕のあるとき」です。
外注をする際、覚悟しておかないといけないのは「どのような相手であれ、はじめのうちはコミュニケーションコストがかかる」ことです。
ここまでお伝えしたように、外注にあたっては、自社のことを理解してもらうことから始めなければなりません。
特に初回の依頼では、相手からの質問・確認事項も多くなります。より良いコンテンツを作るためには、外注先との密なコミュニケーションが欠かせません。
外注先を「新人の担当者」と見立てて、時間をかけて育てていくような感覚を持つようにしましょう。
良質なコンテンツを作るためには発注側の協力も欠かせない
本記事では、嫌われる発注元の特徴として、下記の4つを紹介しました。
|
発注の際は、これらに当てはまらないよう十分ご注意ください。
そのうえで、次のポイントを押さえられれば質の高いコンテンツが完成しやすくなります。
|
なお、弊社では、コンテンツ制作を外注する際の「3つの落とし穴」とその対策をまとめた資料を無料配布しています。
「コンテンツ制作の質を高めたい」とお考えの方は、下記のリンク先からご覧になってください。
また、弊社が提供する「"サブスク型"コンテンツ制作支援」も好評です。ご契約プランに沿った利用可能ポイントに応じて、下記のようなコンテンツの量産を支援します。
- ホワイトペーパー
- 動画
- 導入事例記事
- メルマガ文面
- バナー・サムネイル画像 など
豊富なコンテンツ施策実績を誇る「"サブスク型"コンテンツ制作支援」の詳細が気になる方は、下記からお気軽にご相談ください。
「"サブスク型"コンテンツ制作支援」について相談する