今話題のChatGPTにウェビナー準備を手伝ってもらった過程と考察を公開

最近、注目を集めつつあるChatGPT。

今回riclinkは、PLAN-B様と共催ウェビナーを開くことになったので、試しにChatGPTに準備を手伝ってもらいました。

本記事では、弊社がChatGPTを活用している様子や使ってみた感想をお伝えします。

なお、PLAN-B様と共催するウェビナー「低予算・内製化で成果を上げるノウハウ大公開!BtoBマーケを強化するコンテンツの効率的な作り方と使い方」は、下記よりご視聴いただけます。

低予算で効率よくコンテンツを作成するコツが知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。



目次[非表示]

  1. 1.そもそもChatGPTとは
  2. 2.ChatGPTにウェビナー準備を手伝ってもらった過程
    1. 2.1.1.指示出しの様子
    2. 2.2.2.回答結果
    3. 2.3.3.トピックの深掘り
    4. 2.4.4.ウェビナー導入文の作成を依頼
    5. 2.5.5.アンケート項目の作成を依頼
    6. 2.6.6.どのような登壇資料が必要か質問
  3. 3.結果的にほぼ同じ企画案が生まれた
  4. 4.「ChatGPTが特に優れている点」と感じた2つのこと
  5. 5.ウェビナー主催者による考察
  6. 6.まずはChatGPTを触ってみよう


そもそもChatGPTとは

引用元:https://openai.com/blog/chatgpt

ChatGPTは、簡単に言うと「チャット形式で入力した質問に対してAIが回答してくれるサービス」です。

例えば、ChatGPTに「ChatGPTとは何か、わかりやすく教えて」とお願いしてみたところ、下記のように答えてくれました。

ChatGPTは、わからないことを聞くだけではなく、指示文(プロンプト)を工夫することで「企画出し」などにも活用することが可能です。

このため、最近は徐々にChatGPTをビジネスに活用する動きが出てきています。

ChatGPTにウェビナー準備を手伝ってもらった過程


今回、riclinkはPLAN-B様と共同でウェビナーを開催するにあたり、ChatGPTに準備を手伝ってもらいました。

ここでは、下記6つの流れで「ChatGPTを活用した様子」を紹介します。


  1. 指示出しの様子
  2. 回答結果
  3. トピックの深掘り
  4. ウェビナー導入文の作成を依頼
  5. アンケート項目の作成を依頼
  6. どのような登壇資料が必要か質問

1.指示出しの様子

まずは、上記のようにChatGPTへ共催ウェビナーの企画出しをお願いしました。

ここでは、PLAN-B様と弊社のウェブサイトのURLを示すことで、両社の事業に合った企画を出すように誘導しています。

2.回答結果

回答として、ChatGPTからは上記の10個の企画が提案されました。

3.トピックの深掘り

続いて、ChatGPTから提案された企画のうち、一番上にあった「検索エンジンの最新トレンドを探る」について深掘りをしていきます。

チャット欄に「検索エンジンの最新トレンドを探る」と入力したところ、上記のとおりウェビナーで扱うトピックの候補を挙げてくれました。

4.ウェビナー導入文の作成を依頼

ウェビナーの企画が固まったあとは、「開催案内の導入文」を検討する必要があります。

この作業は意外と大変なので、試しに上記のように指示を出して、ChatGPTに文章を考えてもらいました。

回答を見てみると、このままでも使えそうな導入文が出力されています。

これを見る限り、ChatGPTは導入文を考えることは、わりと得意なようです。

5.アンケート項目の作成を依頼

ウェビナー終了後に参加者にご回答いただくアンケートの項目についても、ChatGPTに考えてもらいました。

こちらも無難ではありますが、参加者に聞いておきたい項目が出力されています。

6.どのような登壇資料が必要か質問

最後に、ウェビナーのタイトルを示した上で、どのような資料を用意すべきかChatGPTに聞いてみました。

この質問に対して弊社が求めていたような回答は得られず、新しいアイディアの発見には至りませんでした。

求めていた回答を得るためには、「より細かく条件を絞った指示文」を入力しなければならないケースもあるようです。

結果的にほぼ同じ企画案が生まれた

今回、ウェビナーの企画をChatGPTに手伝ってもらった結果、「人間が考えた企画案」と「ChatGPTが出した企画案」は、ほとんど同じものになりました。

最終的に弊社がChatGPTに出した指示文とその回答は、以下のとおりです。

今回は人的リソースがあったため、ChatGPTと並行して社員による企画出しも実施しましたが、リソースに余裕がない場合はChatGPTに頼ってみるのも一手かもしれません。

ただし、こちらの求める回答をChatGPTから得るためには、情報をうまく引き出す「指示文の作成能力」が必要だと感じました。

「ChatGPTが特に優れている点」と感じた2つのこと

今回、ChatGPTを使ってみて「特に優れている」と感じたのは、以下の2点です。


  1. 回答までのスピード
  2. 文章構成能力


まず1つ目は、「回答までのスピード」です。

普段のウェビナーの企画会議では、取り上げるトピックの案を1時間ほどかけて出していましたが、ChatGTPは3分もかからず案を出してくれました。

そして2つ目は、「文章構成能力」です。

ChatGTPの回答は、起承転結の整った正しい日本語が出力されました。

ウェビナー主催者による考察

ChatGPTは、指示の出し方次第で回答が大きく変わります。

例えば、下記の2つの指示文では、それぞれ異なる回答が出力されました。


  1. 「https://riclink.jp/」と「https://searchwrite.jp/」が共催するウェビナーの企画案を作って欲しい
  2. BtoB企業の営業企画担当者向けで、「https://riclink.jp/」はコンテンツ活用を中心に話をしたい。また、「https://searchwrite.jp/」のサービスを提供する2社で、60分間の共催ウェビナーを開催したい。企画案を10個作って欲しい。


2つ目のように細かい条件を指定して質問すると、下記のとおり「より具体的な企画」が出力される可能性が高いです。

またChatGPTは、それまでチャット欄で続けてきた会話の内容によっても、回答が変化します。

このため、会話のなかでChatGPTへ条件を与えながら「求める回答をうまく引き出すこと」がポイントです。

なお、ChatGPTは間違った情報や信頼性の低い情報を出すこともあるため、全面的には信頼しないことをおすすめします。

それに加えて、ChatGPTの学習モデルは2021年9月までになっているため、それ以降の最新データにアクセスできない点も考慮すべきです(2023年4月1日時点)。

活用するにあたってはまだまだ注意点の多いChatGPTですが、使いようによってはビジネスの相棒になり得る存在だと感じました。

まずはChatGPTを触ってみよう

今回は、ウェビナーの企画出しにChatGPTを使ってみました。

使い方次第でビジネスに大きく活用できると思いますので、まだChatGPTを利用したことがないのであれば、ぜひ一度触ってみてはいかがでしょうか?

なお、今回企画を考えたPLAN-B様と共催ウェビナーのタイトルは「低予算・内製化で成果を上げるノウハウ大公開!BtoBマーケを強化するコンテンツの効率的な作り方と使い方」に決定しました。

低予算で効率よくコンテンツを作成するコツが知りたい方は、ぜひ下記よりウェビナーをご視聴ください。



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