実用性はいかに?最新のAI音声合成ソフト2選
テキストを入力するだけで音声付き動画を制作できる「AI音声合成ソフト」をご存知ですか?
「動画制作の手間を省きたい」
「動画コンテンツの撮影に抵抗がある」
「社内の共有会議・説明会の工数を省きたい」
AI音声合成ソフトは、特に上記に当てはまる方におすすめです。活用すれば営業活動の効率化・社内業務の工数削減の効果が期待できます。
そこでこの記事では、最新のAI音声合成ソフトについて紹介します。今後トレンドになっていく可能性もあるため、ぜひチェックしてみてください。
今後のトレンド!?AI音声合成ソフト2選
AI音声合成ソフトとは、テキストを入力するだけで動画制作が可能なツールです。
最近話題の、今後注目されるであろう以下2つのAI音声合成ソフトを紹介していきます。
- Synthesia
- VOICEPEAK
それぞれ見ていきましょう。
1.Synthesia
Synthesiaはテキストを入力することで、アバターがテキストを読み上げてくれるAI音声合成ソフトです。
40種類以上の中からアバターを選べるのが特徴です。60以上の言語に対応しており、もちろん日本語にも対応しています。また、パワポや画像・動画を背景に埋め込めるので、プレゼンテーション動画も作成可能です。
料金は、個人利用の場合月額30$(日本円にして3,500円程度)かかります。企業で利用する場合は別途見積もりが必要です。サンプル動画であれば無料で作成できるため、ぜひ一度試してみてください。
>>Synthesiaの公式サイトはこちら
2.VOICEPEAK
【活用例】VOICEPEAK
(再生時間:27秒)
VOICEPEAKは、まるで人間が話しているかのような音声を合成できます。棒読み感が少なく、一般的な音声ソフトに比べて冷たい印象を与えにくいのが特徴です。
Synthesia同様に、テキストを入力するだけでAIがテキストを読み上げます。音声は、女性3人・男性3人・女の子1人、合計7人の声から選択可能です。感情パラメーターを変化させることで、微妙なニュアンスの違いを表現できます。
価格は15,800~24,800円で、初回限定優待版、パッケージ版などによって異なります。ビジネス用途であってもアカウントの制限なく自由に利用可能です。
>>VOICEPEAKの公式サイトはこちら
AI音声合成ソフトを使う3つのメリット
AI音声合成ソフトを使うメリットは以下の3点です。
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それぞれ詳しくみていきましょう。
1.テキストを入力するだけで動画を作成できる
AI音声合成ソフトは、テキストを入力するだけで動画を作成できるのが最大のメリットです。
撮影なしで動画を作れるため、動画コンテンツ制作の工数を大幅に削減できるでしょう。既にテキストが用意されている状態であれば、よりスムーズに制作できます。
動画の撮影に抵抗がある人や、初めての動画コンテンツ活用にぴったりです。
2.共有の会議を「動画の送付」で済ませられる
社内の共有会議を「動画の送付」で済ませられるのも、AI音声合成ソフトのメリットです。
AI音声合成ソフトは、入力した内容をそのまま音声へと出力します。共有だけが目的の会議なら、AI音声合成ソフトに共有事項をテキストで入力し、完成した動画を送付するだけで済みます。
共有会議がAI音声合成ソフトで代替できればスケジュール調整が不要になるので、よりコア業務に割ける時間が増えるでしょう。
3.プレゼンや説明を動画に任せられる
AI音声合成ソフトを活用すれば、プレゼンや説明を動画に任せられます。
テキストを入力するだけで自分で喋らずともプレゼン・説明動画が作れるので、話すのが苦手な方にぴったりです。社内での会議にはもちろん、セールスシーンでも活用できます。
一度作成した動画は使い回しできるため、営業活動の効率化にもつながるでしょう。
AI音声合成ソフトを使う2つのデメリット
便利で今後のトレンドになり得るAI音声合成ソフトですが、以下の2つのデメリットがあります。
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それぞれ詳しく説明します。
1.文章を用意する必要がある
AI音声合成ソフトは、あらかじめ文章を用意しておかなければなりません。テキスト入力が面倒な方や、喋るのが得意な方は、撮影した方が早い可能性もあります。
撮影の必要はありませんが、文章を考える時間がかかることは押さえておきましょう。
2.まだまだ棒読みで聞き取りづらい
AI音声合成ソフトは、音声が棒読みで出力されることが多いのもデメリットです。
音声のイントネーションや聞き取りやすさは日々改善されていますが、現状では違和感を覚える方も多いでしょう。聞き取りづらいので、特に営業活動への使用には懸念が残ります。
「AI音声合成ソフトを活用した動画」は浸透するのか?
AI音声合成ソフトなら、テキストを入力するだけで動画コンテンツが作れます。今後イントネーションが改善されてくれば、十分実用性はあるでしょう。
一方で、AIの音声で作った動画に対して、人がどう感じるのかは未知数です。
すぐに順応し受け入れられる人もいれば、冷たい印象を受ける人もいるかもしれません。ただ、最近注目されているバーチャルキャラクターを活用したり、人が説明する際の補足として使ったりすれば、問題は解決できそうです。
今後もriclinkではこのような業界トレンドを発信していきますので、引き続きチェックしてみてください。