“スマホ活用” 社内動画制作スタートアップマニュアル 「Chapter2 企画~撮影の流れ編」 ~デジタル施策をもっとスピーディーに実現するには~
社内でも簡単に動画制作するには?に答えるシリーズ、前回の「"スマホ活用" 社内動画制作スタートアップマニュアル Chapter1」に続き「Chapter2 企画~撮影の流れ編」をお届けします。
本記事はriclinkを導入いただいた企業様、あるいは検討中の企業様から、動画制作の制作は費用が高くなりがちで、社内で作るにしてもノウハウがなくハードル高い・・・と感じている方に向け、社内でも簡単にある一定クオリティの動画制作をするためのスタートアップマニュアルとして、スマホを活用した動画制作、撮影方法、機材、ノウハウをご紹介いたします。
社内動画作成の企画~撮影の流れ
企画から撮影までの流れは大きく主に以下の4つになります。
- 企画会議1回目
- ロケハン・リハーサル撮影
- 企画会議2回目
- 本番撮影
それぞれの企画から〜撮影までのステップで具体的になにをやるのかみていきましょう。
1.企画会議1回目:社内動画撮影企画〜撮影までの流れ
いつ・誰に・何を伝える・何をするための動画なのかを決める
コンテンツの用途や活用タイミング、視聴ターゲット(想定でも可)を決めることで、どういった動画を作れば良いのか、1つの物差しが決まります。
例えば、
「リード獲得後に直接会うことができない顧客候補に、資料だけでは伝えられない製品のよさを知ってもらいより深く興味を持ってもらう」
「採用面接のまえまでに会社の基本的な説明は伝えておき、会社を理解した状態になっておいてもらう。」
といった、具体的にその動画で何をさせるのかを明確に言語化しておくと内容の作り方がとてもやりやすくなります。
動画を作るにあたり、あらかじめチーム内での認識を合わせておきましょう。
動画の構図・時間尺の目安:構図はシンプルに時間もできれば1分程度に
今続いて、動画の具体的な見え方について決めていきます。
動画の構図はさまざまです。一度撮影したものを後から変更する(撮影しなおす・編集しなおす)のは非常に手間のかかる作業になりますので、あらかじめどんな形のアウトプットが良いのか、イメージを合わせておきましょう。
プロが作るような難しい構図(例えば、上空からとか、最初は小さくズームアップしていくなど)はできる限り裂け、構図イメージ(例)にあるような、
- 真ん中人
- 左右にプレゼンシートやメニューを入れる枠を設ける
- 全面資料で右上に話している人を表示
といったシンプルな構図で考えると良いです。
また、動画の時間尺の目安を決めておきましょう。
例えば、視聴者に気軽に見てもらうことを目的とするのであれば、1〜2分以内に納めることを目標にしましょう。できれば1分以内がオススメですが説明を入れる関係でどうしても長くなってしまう場合も2分以内に収まるように心がけると良いと思います。
動画の大まかなシナリオ:構図はシンプルに時間もできれば1分程度に
「いつ・誰に・何を伝える・何をするための動画なのかを決める」の内容に基づいて、どういった話の流れ(シナリオ)にするかを決めましょう。
箇条書きでも構いませんし、この段階ではあまり細部まで拘り過ぎないことがポイントです。
例えば、「リード獲得後に直接会うことができない顧客候補向けにいつも初回訪問で話している営業トークをいつもの会社紹介パワーポイントでしてもらう」といった具合です。
また、扱う話題について、普段から話し慣れていない方がプレゼンする際には、少し丁寧にシナリオを起こしてあげると良いでしょう。
2.ロケハン・リハーサル撮影:社内動画撮影企画〜撮影までの流れ
とにもかくにも、まずは1度撮影してみる
撮影する内容を決めたら、まずはとにかく撮影をしてみましょう。
撮影をする場所、例えば、会議室・自席・外の空間といった様々な場所があるので、その場所に行って実際に撮ってみましょう。 撮った上で背景の映り込みや、音の反響(声の聞き取りやすさ)などを客観的にみて、顧客に出せる最低限のクオリティが担保できているかを判断します。
実際にその場で撮ってみて初めて気づく内容もあると思います。
例えば、映り込む机が汚れているとか、周りがガヤガヤしてて声が聞き取りづらいなど。
そういった撮ってみて初めて気づく内容もあるので、それらをメモし次の「企画会議2回目」の際にフィードバック&ブラッシュアップしていくための材料をみつけます。
3.企画会議2回目:社内動画撮影企画〜撮影までの流れ
リハーサル動画をレビューして、改善点を洗い出し
リハーサル動画を改めて確認し、当初予定していた目的にマッチしているか、構成や表現等を“視聴者目線”でレビューすることが大事です。
- 動画が長くないか?
- きちんと伝わっているか?
- この部分は必要ないからカット
- 音はきちんと聞こえているか?
- 意図しないものが写っていないか?
といった、細かいところをみてみます。
場合によっては企画に関わっていない第三者にみてもらい、意見をもらうと作成側が気づかなかったポイントを客観的に指摘してくれることもあるので参考にすると良いと思います。
riclinkのタップポイントを活用も考える
視聴してみて「言い回しが難しい」「説明が長い」と感じる部分については切り出してしまうことをおすすめします。riclinkを活用し、タップポイントから別の動画や新規で 作成したWebページに遷移させて補足しましょう。
4.本番撮影:社内動画撮影企画〜撮影までの流れ
「3.企画会議2回目」で見つけた改善ポイントを元に、改めて本番撮影を行います。
撮影における留意点は次ステップ「Step3:撮影時のご留意点」にて詳細をまとめてご紹介いたしますので是非以下のページをご覧ください。
Chapter3 「撮影におけるご留意点編」~デジタル施策をもっとスピーディーに実現するには~