外注した記事コンテンツの品質が低くなる理由と良記事を納品してもらえる3つの対策
「制作を外注しても思ったような品質の記事があがってこない」と思うことはありませんか?
弊社も過去に、外注先から納品される記事の品質が低いことに悩んでいた時期がありました。
そこでこの記事では、弊社の失敗例を踏まえて以下について紹介します。
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今や成果をあげるのに、質の高い記事コンテンツは欠かせません。この記事が、記事制作を外注する際の参考になれば幸いです。
「思ったような品質の記事が作られない」3つの理由と対策
早速ですが、外注したものの「思ったような品質の記事が作られない」3つの理由を紹介します。
具体的には以下の通りです。
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失敗理由とあわせて対策も紹介していくので、1つずつ詳しくみていきましょう。
1.自社サービスの理解が不十分な状態で進めている
外注先が自社サービスを十分理解できてない状態で記事制作を進めていると、記事の品質が落ちやすくなります。
- サービス概要
- どんな売り方が刺さるか
- 競合と比べた自社サービスの強み
- どのサービスのどのプランを売っていきたいか
これらを外注先にしっかり伝えないと、
- サービスについて間違った説明を書かれる
- 読者(顧客)に刺さらない訴求をしてしまう
- 自社の強みを書き漏らすor競合と同じような訴求をしてしまう
- 売りたくない・売っても利益になりにくいプランを売ってしまう
これらのリスクが生まれます。そこで、以下のような対策が必要です。
対策:外注先に伝えられる情報は全て伝える
外注先が制作する記事の品質低下を防ぐためには、伝えられる情報は全て伝えるのが重要です。上記にも記載した、
- サービス概要
- どんな売り方が刺さるか
- 競合と比べた自社サービスの強み
- どのサービスのどのプランを売っていきたいか
これらをしっかり伝えましょう。
「しっかり伝える」=「手元にある情報を全て伝える」と考えてOKです。発注元が前もって情報を取捨選択すると、外注先が求めている情報が抜けてしまう恐れがあります。
あくまで情報の取捨選択は外注先が行うと考え、直接記事に関係ないように思える情報でも事前に伝えておきましょう。サービスや業界に関するあらゆる情報を伝えることは、記事の品質向上につながります。
ちなみに「外注先に情報をあるだけ伝えたものの、嫌がられたり反応が悪かったりした」経験はありませんか?もし外注先が、情報提供に対して嫌がるようであれば要注意です。
外注先が「たくさん情報を聞き出してくる」「資料を請求してくる」くらいの方が品質の良い記事が生まれやすくなるからです。
ただ、細かいヒアリングまで行う業者は稼働をかけている分記事の品質が高く、人気もあるため予算が必要になります。つまり、予算をしっかり確保しないと良い業者に制作を依頼できません。
品質の高い記事制作を依頼したい場合には、ある程度の予算を確保しておくのもひとつのポイントです。
2.社内の協力体制が不足している
自社内の協力体制が不足している場合にも、外注先が制作する記事の質が落ちやすくなります。
記事制作には、担当者のみが知る情報のヒアリングや記事の社内確認など、往々にして自社内の協力が必要です。
しかし社内の協力が得られていないと、記事制作に必要な情報が抜けたり、外注先のモチベーションが保てなくなったりします。
具体的には、
- 外注先のライターが自社内メンバーへのヒアリングがしにくい→情報が不足する
- 社内メンバーのフィードバックが高圧的→モチベーションが下がる
このような状況になると、記事の品質が著しく低下する可能性が高いです。
対策:記事制作に関わる社内メンバーにメリットを伝えておく
社内の協力体制の不足を防ぐためにも、社内メンバーが得られるメリットを伝えてみましょう。というのも、自分に関連するメリットを提示することで、自分のKPIではない部分で協力してもらいやすくなるからです。
マーケ部門のメリットばかりを求めた結果、他の部門から敬遠されるケースは少なくないため、各協力者に対して事前説明を丁寧に行いましょう。
例えば、
- 対インサイドセールス:「これまでやってきたことの言語化ができるからマニュアル作りになる」ことを伝える
- 対フィールドセールス:「商談で自社の強みを喋ろうとしたら、Web上と内容が違う」という悩みを解消できると伝える
このように、記事制作における自社の関係者には、メリットを添えて協力を依頼するのがおすすめです。自社での協力体制が整えば、必要な情報を過不足なく外注先に伝えられ、記事の品質向上につながります。
3.「構成の確認」に対する認識が違う
外注先と構成確認に対する認識が違っていることも、記事の品質低下の原因のひとつです。
多くの場合、制作会社やライターは「記事の構成(目次)の確認」を実施します。その際以下のような認識のズレがあると、記事制作が失敗しやすくなります。
- クライアント:「細かい修正や専門知識は、執筆段階で調整してくれるだろう」
- 制作会社・ライター:「確認してもらった構成に忠実に記事を執筆しよう」
制作会社・ライターは確認してもらった構成をもとに記事を執筆するのが基本です。
そのため、クライアント側は執筆時に「大きな追記や変更はしてもらえない前提」で、構成時にしっかりとフィードバックする必要があります。
フィードバックがしっかりできれば、出来上がった記事が「思ったより内容が薄い」「根拠や具体例が不十分で納得感がない」という事態を防げるでしょう。
※付き合いが長く双方信頼関係のある場合や、サービス理解が十分な場合は除きます。
対策:構成確認時に必要なポイントを把握しておく
「構成の確認」に対する認識を合わせ、記事の品質低下を防ぐためには、以下のポイントを把握しておくのが重要です。
- 追加・削除すべき見出しはないか?
- 見出しの順番に違和感はないか?
- 根拠と具体例は不足していないか?
- 専門的な内容で補足する点はないか?
これらを構成確認時にチェックしておければ、完成した記事が「思っていたものと違う…」となるのを防げます。
逆に制作側は、上記の点を確認してほしい旨を、構成の共有時にしっかりと伝えることを推奨します。
十分な情報提供と関係性の構築で外注先から良記事を納品してもらおう!
品質の高い記事を納品してもらうために、記事制作を外注する際は
- 外注先に伝えられる情報は全て伝える
- 記事制作に関わる社内メンバーにメリットを伝えておく
- 構成確認時に必要なポイントを把握しておく
これらを意識してみてください。外注先が情報を過不足なく受け取り、社内メンバーと円滑なコミュニケーションを取れれば、記事の品質の低下を防げます。
より記事の品質を高めたい場合には、自ら細かいヒアリングを行い、積極的に資料請求を行うような制作会社・ライターを選ぶのがおすすめです。
品質が高い記事を提供してもらえるので成果につながりやすく、高い費用対効果を得られるでしょう。