動画とWebと資料を“1つにまとめる”だけで他社と差別化。情報伝達を大幅に効率化した“デジタルの力”
室長/CHRO
宮内 智弘 様
人事戦略室
宮内 大輔 様
社内研修等における効率的なコミュニケーションと、研修実施に関わる人的リソースの削減
個々人の採用フェーズや候補者のタイプや属性、反応に応じたコンテンツ提供
採用コンテンツの充実による社内エンゲージメント向上とリファラル強化
社内研修や社内マニュアル、セールスマーケティング等にも活用
弊社は『ラフールサーベイ』というプロダクト事業を展開しているメンタルヘルステックの会社になります。『ラフールサーベイ』は「心理的安全性」と「エンゲージメント」を可視化する組織診断ツール、分かりやすく簡単に言うと「組織の健康診断ができるツール」です。 私は人事戦略室というところで人事全般に携わっているのですが、前期は人材採用をメインミッションとしており、今期から人事制度の構築や採用広報、教育研修というところにも領域を広げながら会社の制度を整えていく役割を担っています。
導入理由は大きく2つあります。
まず1つ目は、世の中に採用ブランディング用のコンテンツが乱立している中、どのように他社との差別化を図るかというところに課題を感じていたので、「riclink」を採用活動に活用したいと思いました。
具体的には、動画だけのコンテンツやインタビュー記事だけのコンテンツは世の中に数え切れない程ありますが、インタビュー動画で興味を持っていただいたポイントをシームレスにドキュメントでも深掘りしてもらうことができるという点に非常に魅力を感じました。
私たちはその人の人生を預かるつもりで、本気で採用活動に当たっていますので、「候補者に正しい情報を伝えたい」という想いは常に強く持っています。
インタビュー動画に限らず、採用活動を行っていく中でも、候補者への情報伝達手段としてとても有効だと思い、「riclink」導入を決意しました。
2つ目は社内研修でも有効活用できると思ったことです。
元々、社内には研修・育成用の動画コンテンツが複数存在していましたが、なかなかうまく活用しきれていない状況でした。動画の再現性についてはメリットを感じていましたが、やはり動画で伝えたい内容を全て伝えようとすると動画そのものの時間が長くなり、視聴する側の負担にもなってきます。こういった背景もあり、なかなか動画だけでノウハウ共有の平準化を実現するのは難しいと感じていました。
そこに「riclink」を活用することで、効率的なコミュニケーションの実現と、研修に関わる人的リソースの削減を実現できると思い、導入したという経緯です。
昨年4月に着任して以降、注力した点の1つが一次面接の段階でいかにラフールのことを好きになって頂けるかというところです。
例えば、新たに作成した会社説明資料を用いて、必ず私の口から15分ほど、候補者の方に「プレゼン」という名の営業活動をさせて頂きました。
(参考)ラフール会社紹介資料
ガチガチの雰囲気でプレゼンを上手にしても全て頭に入らないと思いましたので、合間に雑談を入れたり、同席している上司と仲良い雰囲気を出したり、その上で最後は真面目に「こういった会社を目指している」という内容を、資料を用いてお伝えさせていただきました。
私自身、人材ビジネス出身で、転職コンサルティング等で数多くの方と面談した経験があるので、伝える内容や話し方といったところは経験を生かしてお伝えできたと感じています。
全員にインタビューした訳ではないですが、効果として感じるところは、昨年1年間で約25名の採用を実施してきた中で、内定承諾率が100%だったという点でしょうか。
要因を振り返ってみたとき、一次面接の段階でいかに志望度を高められているか、ラフールのことを好きになって頂けているかというところが大きく寄与したと思っています。
(参考)ラフールの歩みと社員数の遷移〔ラフール会社紹介資料より抜粋〕
先ほど一次面接の15分の話を例に出しましたが、1時間の面接時間のうち15分を使うのは、その後のスキルチェックやその人の価値観をヒアリングする時間が短縮されてしまうというデメリットもあります。
そこで事前に「『ラフールサーベイ』の動画を見てきてください」とURLを共有したり「Web上の記事を見てきてください」というアナウンスをしたりしているものの、事前に深いところまで調べて頂ける方は圧倒的に少数です。一次面接で直接お話しする前にどれだけ情報を持たせることができるかというところに課題を感じています。
コーポレートサイトに載っている事業内容や会社概要などはすぐに理解していいただけると思うのですが、こちらが事前にお伝えしたい情報量は、コーポレートサイトだけでなく関連記事などのWebサイトを30分以上かけて回遊して頂いて、ようやく伝わるレベルだと実感しています。
今まさに、宮内(大)が合流して以降、候補者の方にラフールの深いところを知っていただくための採用コンテンツ拡充を図っているところですが、そこに更に「riclink」を用いることで動画とWebと資料をパッケージで候補者にお渡しできるので、情報伝達が大幅に効率化できると思いますね。
採用活動を設計する中で、クリエイティブ制作可能な人材の必要性・効率性は感じていました。
なぜ宮内(大)を人選したかというと、クリエイティブ制作スキルを持っているということに加え、新卒第1期生で会社に対する想いが非常に強いことが理由です。ラフールの魅力を伝えるという点で、スキル的にもマインド的にも私のやりたいことが実現できると思って配置したという背景があります。
採用活動はいかに会社のファンを作れるかという営業・マーケティング活動だと思っています。やはり会社に対する愛着やマインドを持っている人じゃないとなかなか深く語れないと思いますので、採用広報に限らず、採用全般のことを任せられると思ったのも一つの要因です。
(参考)宮内大輔様が実際に制作された「riclink」コンテンツ
「社員インタビュー【宮内智弘 | 人事戦略室長 / CHRO】」
いろいろな種類、切り口の採用コンテンツを拡散していきたいと思っています。例えば採用エージェントと連携をとっていると採用フェーズに応じて個々の候補者からの評価点・懸念点を吸い上げることができるので、そこに合わせて「次回面接前にこれを見てきてください」と、その人に合わせたコンテンツを配信できるような体制を作っていきたいと考えています。
動画×ドキュメント・Webというところを、候補者のタイプや属性、候補者の声に合わせて展開していきたいと展望しています。
新型コロナウィルスの状況を踏まえて、練り直している段階ではありますが、今後はよりエンジニア採用に注力をしていくことになるかと思います。
エンジニアは今獲得が最も難しい市場だと思っていますので、そういった市場でただWebページや動画を作って並べたところで他社に太刀打ちできるわけがありません。そういった意味で「riclink」コンテンツの有効活用、他社がやっていないことをチャレンジしていくというところに意義を感じています。
採用活動とは離れますが、社内研修や社内マニュアル、セールスマーケティング等にもどんどん活用していきたいと思っています。
(参考)ラフールの採用コンテンツが充実。Wantedlyの企業ページはこちら